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コラムColumns【J1第33節プレビュー】歓喜の瞬間は目前。9年ぶりの優勝なるか。

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【J1第33節プレビュー】歓喜の瞬間は目前。9年ぶりの優勝なるか
2013-11-29 11:00 RSS

優勝に王手を掛けた横浜FMは、長いレースに幕を下ろすべくホームに新潟を迎える。一方、ACL出場権を巡る争いは2位から6位までが大混戦。1つの取りこぼしが致命傷となる中、果たして何チームが最終節まで生き残れるか注目だ。

■横浜FM(1位)vs新潟(8位)
優勝が手の届くところまで迫った横浜FM。前半戦で敗れた相手は新潟、柏、C大阪の3チームで、いずれもアウェイゲームだったが、柏とC大阪にはホームでも勝ち切れていない。開幕からの連勝を「6」で止められた相手でもある新潟を迎え撃つとなれば、嫌なイメージが付きまとう。前回の対戦では、中盤でボールを奪い取れず、その流れで失点を喫した。しかし、ミドルサードでのタックル成功率はリーグトップ。回数では1位の敵に対しても臆することなく立ち向かいたい。トリコロール軍団は、自らの手で9年ぶりの栄冠をつかみ取れるか。


対戦データ
http://www.football-lab.jp/y-fm/preview/

■C大阪(4位)vs鹿島(5位)
勝点で並ぶ2チームによる上位対決。「ACL圏内」に進出する上で勝点3は譲れず、熱い火花が散る戦いになるだろう。中でも、注目は日本代表でポジションを争う柿谷と大迫だ。両エースのゴール数は18で、得点を挙げた試合数も15とまったくの同数。だが、勝率という観点で見ると、両者の間には差が表れた。C大阪の勝率が47%であるのに対し、柿谷がゴールを決めた試合の勝率は73%と、26%上がる。一方、鹿島の勝利は53%で、大迫がゴールを決めた試合の勝率は67%と、差は14%にとどまった。柿谷の方が、勝利を手繰り寄せる「価値あるゴール」を挙げているといえるだろう。もちろん、今節を終えれば数値は変動する。その時、大迫がゴール数で好敵手を上回り、チームの順位も逆転していれば、評価は全く別のものになる。果たして、両者およびチームの立場はどう変わるのか。

対戦データ
http://www.football-lab.jp/c-os/preview/

■鳥栖(13位)vs浦和(2位)
鳥栖は前節に優勝を争う鹿島からアウェイで勝点3をもぎ取った。その立役者は金民友だ。2ゴールという結果もさることながら、アタッキングサードにおけるプレー数で豊田や池田を上回るなど、攻撃の要として相手の脅威になった。金民友は今季のクロス数においてもチームトップの数字を残しており、豊田への供給源として期待が掛かる。しかし、浦和は被クロス数が最も少ないチーム。加えて、金民友との対じが予想される森脇は、チーム内でトップのクロスブロック数を誇る。いかに森脇のディフェンスをいなし、クロスを送り届けるか。両者の攻防が、勝負の行方を左右しそうだ。

対戦データ
http://www.football-lab.jp/tosu/preview/

2013-11-29 11:00 RSS
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