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【J1第34節プレビュー】ついに決着。最後に笑うのは
2014-12-05 12:00 RSS

最終節を前にG大阪がついに浦和を抜き、首位に浮上した。勝点では並んでいるものの、得失点差で大きな差があるため、G大阪は勝利を収めれば優勝が決まることになるだろう。また、残留争いの中ではC大阪のJ2降格が決定。残る1枠の争いは、清水と大宮の2チームに絞られた。し烈な戦いを制するのはどちらか。ここでは、優勝と残留に関わる注目の3試合をプレビューする。

■徳島(18位)vsG大阪(1位)
両チームには大きな戦力差があるため、徳島は守備を固めてくることが予想される。それでも、G大阪はこのディフェンスを破るだけの攻撃力を持つ。その攻撃の中心となっているのが宇佐美とパトリック。ペナルティエリア外からのシュート決定率を見ると、宇佐美が他を圧倒している。守備網を崩さずとも、ゴールを奪えることは強みだ。また、パトリックは空中戦の強さが目立つ。徳島の守備陣では、福元がただ1人高い勝率を記録しているものの、残りの選手たちは軒並み低い勝率。これらを見ても、パトリックが制空権を支配することになりそうだ。力の差を見せつけてG大阪は勝利を収めることができるのか。

対戦データ
http://www.football-lab.jp/toku/preview/

■大宮(16位)vsC大阪(17位)
過去9年間にわたって残留争いを生き延びてきた大宮。だが、今季は後のない危機的な状況まで追い詰められた。降格を回避するためには、自分たちが勝利を収め、なおかつ清水が負けなければならないからだ。相手は、すでに降格が決まったC大阪。時間帯別の得失点を見ると、C大阪は終盤に失点数が増加する傾向にある一方、大宮は後半の得点が総得点の64パーセントを占める。そのため、最後にひと花咲かせようとするC大阪の勢いをいなせば、得点の機会は巡ってくるといえるだろう。カギを握る選手はDFの高橋。シュートを10本以上打った選手に限定すれば、その決定率はリーグトップの高さを誇る。若きディフェンスリーダーは、自身の得点でミッションインポッシブルを成功に導くことはできるか。

対戦データ
http://www.football-lab.jp/omiy/preview/

■清水(15位)vs甲府(13位)
最終節まで残留争いから抜け出せなかった清水だが、幸い自分たちの運命は自分たちで決めることができる状況にある。この試合で勝利を収めるか引き分けなら、他会場の結果を待たずに残留が確定。ホームのサポーターに吉報を届けられるか。甲府が先行逃げ切り型であることを考えれば、先制点の行方は重要な要素。そこで、注目選手には櫛引を挙げたい。天皇杯準決勝のG大阪戦ではミス絡みで5失点。先の柏戦でも3失点と、役割を果たせているとはいい難い。彼自身の状況判断に改善の余地はあるものの、チームとしてGKとディフェンスラインの連係がうまくいっていないことも、失点が重なる要因といえるだろう。攻撃陣が好調であるだけに、守備からリズムを崩す展開は避けたい。

対戦データ
http://www.football-lab.jp/shim/preview/

2014-12-05 12:00 RSS
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