ブラジルは主にネイマールが担当。ネイマールが放つキックからゴールとアシストの両方を記録しており、精度も高い。ほか、シュート力のあるダビドルイスやフッキ、高精度のクロスを持つダニエウアウベスなど、多くのキッカーを揃える。
スペインは主にシャビが担当。セットプレーチャンスは多かったが、セットプレーから5プレー以内のゴールは2点のみと、ベスト4のチームの中では最も少ない。CKではフォアサイドへのボールはなく、中央へのボールが多い。
イタリアは主にピルロが担当。ほかCKはカンドレーバ、FKはディアマンティ、バロテッリという選択肢を持つ。セットプレー5プレー以内のゴール数は最多で、試合内容が悪くてもしっかりと勝ち点を獲る要因の一つと言えるだろう。
ウルグアイは主にフォルランが担当。右サイドからのCKはニアとセンターが大部分を占めているが、左サイドからのCKは各エリアに散らばっている傾向がある。中央からのFKはスアレスやカバーニもゴールを狙えるため、相手チームにとっては脅威だ。
ナイジェリアはFKではミケル、CKはムサが担当。CKはニアが一番多いが、他チームに比べてフォアサイドの割合も多いのが特徴。
メキシコは主にドスサントスが担当。シュートを狙える位置でFKを得ることが少なく、FKによるシュートは2本と大会内で最も少なかった。
日本は遠藤、本田、香川(CK)が主に担当。CKは他チームに比べショートコーナーが多く、タイミングをずらすことで相手チームの隙を突こうとしているのが分かる。中央へのCKは0本だった。
タヒチはU-21フランス代表歴のあるバイリュアが担当。流れの中からチャンスを作る機会が少ないだけに、アタッキングサードでのFKではすべてシュートを放っている。