TEAM SELECT

コラムColumnsこの試合が凄かった! J1リーグ戦306試合分の1位【空中戦編】。

HOME » この試合が凄かった! J1リーグ戦306試合分の1位【空中戦編】
この試合が凄かった! J1リーグ戦306試合分の1位【空中戦編】
2017-12-24 10:00 RSS

2017年のJ1リーグ戦306試合の中から、「最も○○のデータが凄かった」試合をピックアップする本コラム。

今回は、浮いているボールに対して両チームの選手が空中で競り合った際に記録される、『空中戦』のデータを紹介する。

『空中戦』の回数で1位になった試合は第24節の札幌vs仙台で、69回の空中戦が発生した。ホームの札幌が44回勝利し、勝率63.7%で仙台を上回った。

とりわけ、札幌のFW都倉賢は両チームでトップの空中戦10勝を記録している。

https://www.jleague.jp/match/j1/2017/082601/live/

3位までの4試合に共通している点は、ホームのチームの空中戦勝利数が多いこと。そして、4試合ともホームチームが完封勝利を収めていることだ。後者については、因果関係は全く不明だが、興味深い結果となった。

ここで空中戦のエリアを限定して、『ペナルティエリア内空中戦』のランキングを見てみよう。1位の試合と3位の試合は前述の『空中戦』ランキングにもランクインしており、やはり全体数が多くなれば、ペナルティエリア内での数も多くなるようだ。

1位と2位はともに札幌のゲーム。札幌側のペナルティエリア内での空中戦のほうが多くなっているが、結果的には無失点に抑えている。


最後に、得点に直結する可能性のある『敵陣ペナルティエリア内での空中戦』について、各チームのシーズン通じての回数と勝率を以下の散布図にまとめた。

際立っているのは札幌で、回数、勝率ともにトップとJ1の中で圧倒的な強さを見せている。都倉、FWジェイの個の強さはもちろんのこと、供給されるボールの質も高かったことがこの結果につながったのではないだろうか。

逆に敵陣ペナルティエリア内での空中戦回数が1番少なかったのは横浜FM。勝率も低く、来年の課題となるかもしれない。


「高さ」という武器を持っており、かつ効果的に発揮することができれば、局面で大きな優位性を得ることができる。来年も札幌の制空権が猛威を発揮するのかどうか、監督交代によるスタイルの変化も含めて目が離せない。

2017-12-24 10:00 RSS
J STATS

Columns

Graphics