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ティップスTipsもしも前半だけで試合が終わっていたら…【2019年J3編】。

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もしも前半だけで試合が終わっていたら…【2019年J3編】
2020.6.26

0. はじめに

前半は勝っていたのに最終的には負けてしまった。
もし、前半だけで試合が終わっていたら…という「たられば」は、誰でも想像したことがあるだろう。

その仮定を2019年のJリーグに当てはめると、順位はどう変わるのか。
また、前半終了時の結果と実際の結果を比較することで見えてくる特徴的なチームを紹介する。

J1編、J2編に引き続き、今回はJ3編をお送りしよう。

1. J3全体の印象

前半終了時点の結果で作成した勝点ランキングが以下の図となる。

J3においても優勝した北九州が前半終了時点で勝点を一番稼いでいた。
3カテゴリーすべて(J1、J2、J3)で前半を制したチームが優勝をしたことになる。

前半終了時点で上位の成績を残していたチームは最終的にも順位をほぼ維持しているが、中位または下位に位置していたチームは大きく順位の変動が見られた。

2. 先行逃げ切り型

【該当チーム】:北九州、群馬、富山

前半終了時点の結果で上位TOP3のチームがそれぞれ勝点を8ポイント積み上げ、逃げ切りに成功。その中でも群馬は理想的な前半を過ごしたといえる。

前半30分までの失点はわずか3で、リーグ平均の11と比べても圧倒的に少ないことが分かる。
さらに、前半31分~前半終了までの約15分間でリーグトップの16ゴール(リーグ平均は8)を奪取。
序盤は主導権を奪われないことに重きを置き、少し落ち着いてきたところで攻撃のエンジンを掛けて得点を奪っていた。
後半においても、後半31分~試合終了までの時間帯でリーグ2位の17ゴールを挙げ、勝負どころでの強さがうかがえる。

3. 後半失速型

【該当チーム】:岩手

前半終了時点の勝点から約半数の21ポイントを失ってしまった岩手。

前半の得点が19、失点が20と、リーグ平均の19と比べても遜色のない数字を残していた。
だが、後半は得点がリーグワーストタイの17、失点もリーグワーストの43と、攻守両面での低調さが失速の要因となった。

4. 後半追い込み型

【該当チーム】:藤枝、熊本

前半は中位グループに位置し、スロースタートとなっていた両チーム。
だが、後半になると勢いを一気に加速させ、それぞれ18ポイントの勝点を積み上げて上位にジャンプアップした。

前半において、藤枝はリーグワースト2位の12、熊本はワースト3位の13の得点数にとどまっていた。
一転して後半は、得点数が倍増。藤枝がリーグ5位タイの30、熊本がリーグ3位の32を記録し、追い込みの一端がうかがえる。

さらに、藤枝に関しては守備面でも特徴的な数字が表れていた。

こちらは前半から後半にかけて失点の増加率を低い順に並べたランキングとなる。

前半に比べて後半は試合が動き、ゴール数は増えるのが一般的だ。
だが、藤枝は前半よりも失点数を抑え、リーグ最少の14。急加速の後半を物語った成績といえるだろう。


Football LAB 日比野 賢

2020.6.26
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