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2020年 J2 前期・後期別順位表
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夏場の過密日程も乗り越え、全42試合を終えたJ2。J1やJ3に比べ、シーズン折り返し地点前後の成績には顕著な差が見られる結果となった。
残念ながら失速してしまったのが年間5位のギラヴァンツ北九州。8月は7試合全勝という、昇格組としては異例の快挙を成し遂げたものの、相手のポゼッションスタイル(平均ボール支配率57.7%:3位)の攻略や主力選手の離脱もあってか後期では5勝に終わってしまった。
大型補強で昇格候補とも目された京都サンガF.C.も同様に後期で失速。大黒柱のピーターウタカは40試合に出場して22得点と気を吐いたが、その相方役を務める宮吉拓実や曽根田穣らの結果がもっと欲しかった。
まず、ちょうどシーズン折り返し地点で監督交代に踏み切った松本はその効果が顕著に表れた。失点数を大幅に減らし、チャンスシーンではシンプルにフィニッシュまで持ち込むスタイルが見事にはまり、後期では5位の好成績を残した。
山形はヴィニシウスアラウージョの存在が欠かせない。彼の21節までの得点がわずかに1であったのに対し、22節以降は13点を奪取(後期1位)。失点数ではシーズン前後期でほぼ差が開かなかっただけに、この男のより早い覚醒が望まれた。
群馬は守備面のクオリティーが向上した。無失点試合数は前期の2試合から後期は2位タイとなる9試合に。今季J2のフィールドプレーヤーで唯一全試合にフル出場した岡村大八は、リーグ1位のタックル数(130回)を誇り、要として貢献。来季は北海道コンサドーレ札幌の一員として、自身初のJ1に挑む。
例年にない過密日程や5枚の交代枠などで、様々なイレギュラーが生じた2020シーズン。ベスト3の徳島、福岡、長崎は年間を通して上位戦線を維持し続けた事実が示すように、今季は例年以上にシーズン全体での安定感がその後の結果に直結するシーズンとなった。
文:荒井 秀斗
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