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2012 FootballLAB ベストイレブン【J1】
2012.12.11

20回目の「Jリーグ」は広島が初優勝、G大阪が降格とJリーグ誕生時から在籍していたチームの明暗が分かれる形で幕を閉じました。

Jリーグアウォーズから遅れること約1週間、フットボールラボでも今シーズン活躍した選手をチャンスビルディングポイントを中心としたデータをベースに選出していきたいと思います。ただ今回はベストイレブンというよりも、選手のポジションも考慮した「オールスターチーム」的な形にしてみました。採用するシステムは優勝したサンフレッチェが採用する「3-4-2-1」です。

なお、対象の選手は出場時間が所属チームの試合時間の3分の2以上としています。

<GK>
★スタメン:西川 周作(広島

■控え:東口 順昭(新潟

西川選手はセーブ率は6位であるものの、チーム失点が全体の2位と優勝に貢献。加えてパスCBPとパス成功率が共に1位と、広島の戦術にマッチした結果を残したことで「レギュラー」に選出しました。「控え」に選出した東口選手はセーブ率が唯一80%を超え、チームの失点も少なかったことが理由です。

<CB>
★スタメン:中澤 佑二(横浜FM
★スタメン:田中 マルクス闘莉王(名古屋
★スタメン:森重 真人(F東京

■控え:鎌田 次郎(仙台

センターバックは守備CBPとチーム総失点+攻撃力を基準にしました。まずは守備CBPトップの森重選手。守備だけでなく、攻撃面でも良い結果を残しています。続いてチームをJ1最少失点に導いた中澤選手を選出。攻撃CBPは目立ったスコアを残せていませんが、守備面ではベテラン健在といったところでしょうか。最後はFWとしても出場し、圧倒的な攻撃力を発揮した闘莉王選手。攻撃のオプションとしても起用できますし、守備においても元日本代表コンビとして中澤選手との連携も期待できそうです。

<サイド系>
★レギュラー:駒野 友一(磐田

■控え:藤春 廣輝(G大阪
■控え:太田 吉彰(仙台

サイド系の選手選考にあたり、少し乱暴ですがクロスCBPを中心に取り上げました。サイドバック/サイドハーフとしては藤春選手と駒野選手を選出です。藤春選手はチームのJ1最多得点に貢献、クロスCBP2位かつ攻撃CBPで全体の9位とフルに攻撃力を発揮しました。駒野選手はクロス6位、ドリブル12位、攻撃CBP5位、アシストも8回と総合力が非常に高い選手と言えます。両選手とも守備のCBPが比較的高いことも選出の一因になりました。
太田選手はいわゆるサイドプレーヤーでは無いですが、クロスのCBPが高く、4ゴール8アシストと仙台のチャンスメイクに貢献したことでここで選出しています。

<ボランチ/トップ下/セカンドトップ>
★スタメン:中村 憲剛(川崎F
★スタメン:阿部 勇樹(浦和
★スタメン:高萩 洋次郎(広島
★スタメン:山田 大記(磐田
★スタメン:梅崎 司(浦和

■控え:中村 俊輔(横浜FM
■控え:高橋 秀人(F東京

中盤の選手の選出はパスCBPランキング、攻撃CBPランキングを元にします。上位3名はいずれも同じ顔ぶれで他を引き離したスコアを残していますが、その中でも中村憲剛選手はパスと攻撃(唯一の100点越え!)のCBPでトップ、アシストもトップということで選出です。続いて阿部選手。パス数1位で成功率が2位と攻撃面での貢献が高い一方で、守備のCBPが中盤の選手の中で非常に高いことも大きな要因です。ちなみに今回選には漏れましたが森崎和選手(広島)のパス成功率も驚異的でした。
その広島からは高萩選手を選出。パスCBPが7位であることに加え、一番の決め手はリーグ2位となる12アシストです。もう一人の攻撃的MFはジュビロの山田選手。ドリブルも得意でシュートの質も高く、アシストもできる、相手にとって非常に嫌な選手です。一概には言えませんがパスの成功率がもう少し高まれば、さらに凄い選手になるのではないでしょうか。
梅崎選手はドリブルCBPが1位ということで選出しました。思いのほかパス系のデータが良くありませんがゴールに絡むプレーでチームに貢献していたと言えます。セカンドトップもこなす梅崎選手ですが、今回は浦和でやることの多い中盤の左サイドに配置しました。控えに選出した中村俊輔選手はパスを中心に安定した結果を残していること、FC東京の高橋選手は、(CBもたまにやりますが)中盤の選手で一番守備CBPが高いことから選出しています。

<FW>
★スタメン:佐藤 寿人(広島

■控え:豊田 陽平(鳥栖

最後にFWです。ここはいたってシンプルに得点ランキングの上位2名になりました。得点王の佐藤選手はシュート成功率が高く、アシストも5回記録しており、攻撃面においてはまさにMVP級の活躍でした。

以上が各選手の選出理由になります。
結果的に外国人選手が一人も入りませんでしたが、改めて今年のJ1を振り返ってみると
年間を通してという意味では、日本人選手の活躍が印象的なシーズンだったと言えるかもしれません。

選手個人のデータをベースに選出したのでチームの成績と直結していない点はご了承いただきたいのですが、特徴のある選手が揃ったことで、なかなか魅力的なチームになったのではないでしょうか。


Text by 斉藤 浩司

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