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2016年J3 年間ベストイレブン
2016.12.7

F東23、G大23、C大23が新たに参入したことで、注目を集めた今季のJ3。中盤戦で破竹の10連勝を飾った栃木が独走するかと思われたが、終盤に猛追を見せた大分が栃木をかわして見事に1年でのJ2復帰を決めた。また、F東23の久保 建英がJリーグ最年少出場を果たすなど、若手選手の活躍にも目を引いた。

フットボールラボでは、チャンスビルディングポイント(以下CBP)を中心とした独自のベストイレブンを選出。フォーメーションは4-2-3-1を採用した。

対象は出場時間が所属チームの試合時間の3分の2以上としており、CBPは累積の値となります。選手個人のデータを基準においての選出のため、チームの順位が反映されない部分がありますが、予めご了承ください。

<GK>
★スタメン:吉満 大介(栃木)

■控え:松本 拓也(秋田)

GKには栃木の吉満を選出した。セーブ率ではトップの数字をマークし、1試合平均失点は0.7と鉄壁。また、全試合にフル出場し、数多くの好セーブでチームの最少失点に大きく貢献した。

控えには、セーブ率2位の松本。特に、ペナルティエリア外からの枠内シュートに対するセーブ率は100%と驚異的な数字を残している。

<センターバック>
★スタメン:鈴木 義宜(大分)
★スタメン:尾本 敬(栃木)

■控え:広瀬 健太(栃木)

センターバックは守備ポイントと守備関連のデータ、チーム総失点数を基準に選出。

大分の鈴木は守備ポイントでチーム内トップ。シュートに対するブロック数では、藤枝の福王 忠世と並んでリーグ1位タイの27回を記録するなど、身をていしたディフェンスでチームを支え、J2昇格に大きく貢献した。

コンビを組むのは守備ポイント4位の尾本。リーグ最少失点の堅守は彼の存在があってこそ。長身を生かした空中戦で抜群の強さを見せ、自陣での空中戦勝率は71.5%を記録。栃木のディフェンスリーダーとしてピッチに君臨した。

控えには広瀬をチョイス。身長は177センチと大柄とはいえないものの、空中戦で存在感を発揮。粘り強いディフェンスで尾本とともに栃木の堅守の中心を担った。

<サイドバック>
★スタメン:藤澤 典隆(琉球)
★スタメン:温井 駿斗(C大23)

■控え:鈴木 達也(盛岡)

サイドバックはクロスCBPやドリブルCBPなどの攻撃関連の項目と、守備ポイントなどのディフェンス面を選出基準とした。

右サイドバックに選んだのは藤澤。本来はオフェンシブなプレーヤーだが、8節からサイドバックとして出場を重ね、ドリブルCBPと攻撃CBPでリーグトップの数字をマーク。スピードを生かした突破で琉球のサイドアタックをけん引した。

左サイドバックには温井を選出した。クロスCBPで2位の数字を残すなど、左足から放たれる精度の高いキックでチャンスを創出。セットプレーのキッカーも務め、CKから4アシストを記録した。

控えに選出した盛岡の鈴木は、クロスCBPと攻撃CBPともに高い数値を記録。加えてクロスに対するブロックなどの守備項目でもリーグ上位につけており、機を見た攻め上がりと堅実な守備でチームに貢献した点を評価したい。

<センターハーフ>
★スタメン:鮫島 晃太(藤枝)
★スタメン:菊岡 拓朗(相模原)

■控え:田辺 圭佑(琉球)

センターハーフはパスCBPなどのパス関連項目と、攻撃CBP、さらに守備関連の項目を基準とした。

鮫島はパスCBPで8位、攻撃CBPで11位にランクイン。正確なパスさばきでリズムを作るだけでなく、自らも積極的にフィニッシュに絡み、今季はセンターハーフながら6ゴールをマーク。インターセプト数でもリーグ2位の数字を残すなど、ディフェンス面での貢献度も光る。

鮫島の相方にはパスCBP6位の菊岡を選出した。オフェンシブハーフでの出場が多かったものの、ポジションを1つ下げてもその存在感を発揮。高精度のラストパスから好機を作り出し、リーグトップとなる9アシストを記録した。

控えに選んだのは、リーグトップのパスCBPを記録した田辺。パス成功率でも80%を超えており、琉球の心臓としてチームを支えた。出足の鋭いタックルも魅力で、相手の攻撃の幾度も阻んだ。

<オフェンシブハーフ>
★スタメン:田中 恵太(琉球)
★スタメン:堂安 律(G大23)
★スタメン:枝本 雄一郎(藤枝)

■控え:牛之濵 拓(盛岡)
■控え:佐藤 悠希(長野)

オフェンシブハーフには、ゴールとアシストを主に、攻撃に関する決定的な仕事ができることを基準とした。

右サイドには攻撃CBPで4位にランクインした田中を選出。小柄ながらも鋭い飛び出しから次々とネットを揺らし、キャリアハイとなる13ゴールをマーク。琉球のエースとしてふさわしい活躍ぶりだった。

トップ下にはシュートCBPで4位の数字を残した堂安を選出した。21試合に出場し、10ゴール7アシストとそのポテンシャルを存分に発揮。強じんなフィジカルを生かしたボールキープから、ラストパスを供給して多くの好機を演出した。

ドリブルCBP2位の枝本は左サイドに配置。果敢な仕掛けからフィニッシュに持ち込み、シュート数は77本で栃木の大石 治寿と並んでリーグ4位タイにランクイン。ゴールを狙う姿勢が増した今季は中盤戦から得点を量産し、自身初の2ケタ得点をマークした。

控えには今季から加入してレギュラーを確保した牛之濵をチョイス。攻撃CBPで2位、パスCBPで3位と卓越したテクニックを武器に盛岡の攻撃をけん引。圧倒的な運動量を生かしたディフェンスでの貢献も見逃せない。

2人目には長野の佐藤 悠希を選出。周りを生かしながらも、自らも積極的にフィニッシュに絡み、攻撃CBPとパスCBPで高い数値を記録。3年連続で全試合出場を果たしており、長野にとって必要不可欠な存在だ。

<FW>
★スタメン:藤本 憲明(鹿児島)

■控え:後藤 優介(大分)

FWはゴール数やシュートに関する項目を基準に選出した。

1トップに選んだのは藤本。多彩な得点パターンからゴールを量産し、シュート成功率は表の中の選手ではトップ。J3初挑戦ながら見事得点王に輝き、鹿児島の躍進に大きく貢献した。

控えに選んだ後藤は出場時間が選出条件を満たしていないものの、14ゴール7アシストと大車輪の活躍。大分のJ2昇格への貢献度を非常に高く評価し、例外的に選出とした。

以上が各選手の選出理由となります。


最後に、ベストイレブンへの選出に関わらず、1年を戦い抜いた全てのプレーヤーたちをあらためて賞したいと思います。

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