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2017年J3 年間ベストイレブン
2017.12.15

昇格候補と目されたチームが苦戦する中で、秋田が15試合負けなしと最高のスタートを切った今季のJ3。秋田の勢いに陰りが見え始めると、前評判の高かった栃木とJ3参入初年度の沼津が猛追する形となる。最終的に三つ巴の争いとなり、優勝をしたのは秋田。最終節で栃木と沼津が直接対決で勝点を分け合う一方で、しっかりと最下位の鳥取に勝ち切って栄冠に輝いた。

 

フットボールラボでは、チャンスビルディングポイント(以下CBP)を中心とした独自のベストイレブンを選出。フォーメーションは3-3-2-2を採用した。

 

対象は出場時間が所属チームの試合時間の3分の2以上としており、CBPは累積の値となる。

※選手個人のデータを基準においての選出のため、チームの順位が反映されない部分がありますが、予めご了承ください。

<ゴールキーパー>

★スタメン:阿部 伸行(長野)

 

■控え:永井 堅梧(富山)

 

守護神に据えたのは阿部。セーブポイントでは僅差の3位で、セーブ率では2位以下を大きく離して1位に輝いた。1試合平均失点は0.7と鉄壁。長野の堅守を体現する上で欠かせない存在だった。

 

控えには、セーブポイントとセーブ率で4位、失点も少なかった永井。GKというポジションで見れば例年ならば数人がフルタイム出場を果たすが、今季はこれを達成したのは永井のみ。この点も評価しての選出となる。

<センターバック>

★スタメン:有薗 真吾(秋田)

★スタメン:川島 將(藤枝)

★スタメン:宗近 慧(YS横浜)

 

■控え:森下 怜哉(C大23

 

センターバックは守備ポイントと守備関連のデータ、チーム総失点数を基準に選出。

 

有薗は新加入ながらフルタイム出場を達成した。守備ポイントは他の選手の後塵を拝するが、経験値の高さを生かした守備で、シュートに対するブロック数ではリーグ2位の数字を記録。センターバックの選手としては破格の5ゴールを挙げるなど、秋田の優勝に貢献した。

 

川島は守備ポイントでリーグトップ。タックル数はリーグ2位で、ブロックとクリア、インターセプトの総数は1位と、守備項目で軒並み目を引く数字を残した。身をていしたディフェンスが特徴のプレーヤーだ。

 

最後に選んだのは守備ポイントで2位につける宗近。樋口監督の下、YS横浜は今季着実に成長を遂げたが、守備の中心だったのがこの男だ。一発でチャンスを作り出すロングフィードも光った。

 

控えには森下をチョイス。最終ラインの顔触れは毎試合のように変わり、急造のディフェンスラインとなることが多かったが、自身はフルタイム出場を果たした。シュートに対するブロック数は1位で、守備陣を統率しながらも、随所で体を張ってゴールを守った。

<ウイングバック>

★スタメン:久富 良輔(藤枝)

★スタメン:藤澤 典隆(琉球)

 

■控え:平石 直人(藤枝)

 

ウイングバックはクロスCBP、ドリブルCBPと攻撃CBPなどの攻撃関連の項目と、守備ポイントなどのディフェンス面も選出基準とした。

 

右ウイングバックに選んだのは久富。クロスCBPで2位、攻撃CBPで3位につける。攻め上がるタイミングが良く、味方からボールをうまく引き出してゴール前に正確なクロスを送った。

 

左ウイングバックには藤澤を選出。ドリブルCBPと攻撃CBPでリーグ1位、クロスCBPで5位と、総じて高い数字を残した。持ち前のスピードは攻撃面だけでなく守備面でも生かされ、1対1の局面で相手に後れを取ることは少なく、サイドの選手としては守備CBPは高水準といえる。

 

控えに選出した平石はクロスCBPで1位、ドリブルCBPで2位。ドリブル数はリーグでもぶっちぎりのトップで成功率も高い。強気な仕掛けで、藤枝のサイドアタックをけん引した。

<センターハーフ>

★スタメン::田辺 圭佑(琉球)

 

■控え:新井 純平(長野)

 

センターハーフはパスCBPなどのパス関連項目と、攻撃CBP、さらに守備関連の項目を基準とした。

 

田辺はパスCBPとパス数で1位、攻撃CBPで2位にランクイン。左足のプレーメイカーは正確なつなぎだけでなく、アタッキングサードへのパス数でリーグ2位を記録するようにくさびの縦パスもよく打ち込んだ。タックル数はリーグ上位に入り、成功率は80%超え。中盤の防波堤としても機能した。

 

控えに選んだのは、パスCBP4位の新井。ミスの少ない堅実なプレーでパス数は3位、パス成功率は80%を超えた。読みを生かした守備も魅力であり、インターセプト数はリーグでも2番目の数字だった。

<オフェンシブハーフ>

★スタメン:枝本 雄一郎(藤枝)

★スタメン:富所 悠(琉球)

 

■控え:東 浩史(長野)

 

オフェンシブハーフには、ゴールとアシストを主に、攻撃に関する決定的な仕事ができることを基準とした。

 

1人目は枝本だ。ドリブルCBPで8位、シュートCBPで5位、13ゴール5アシストを記録した。小回りの利くドリブルで相手を一人二人とはがしてからシュート。自らの型を持つアタッカーだ。

もう1人は富所。攻撃CBPで4位、パスCBPで3位と琉球の攻撃の中核を担った。スルーパス数でリーグ2位の数字を残すなど、チャンスメイクで一役買うのはもちろん、今季は得点数が大幅に増加。センターフォワードでの起用が多かった側面もあるが、昨季の3ゴールから13ゴールへと大きくジャンプアップした。

 

控えには東を選出。パスCBPで9位、攻撃CBPで11位となり、4ゴール5アシストと結果を残した。総得点数が34と伸び悩んだ長野にあって、その4分の1以上に絡む活躍を披露した。

<フォワード>

★スタメン:藤本 憲明(鹿児島)

★スタメン:薗田 卓馬(沼津)

 

■控え:池元 友樹(北九州)

■控え:辻 正男(YS横浜)

 

FWはゴール数やシュートに関する項目を基準に選出した。

2年連続でJ3得点王に輝いた藤本は文句なしの選出だ。シュートCBPとシュート数はトップ。二度のハットトリックを達成するなど、1人で試合を決定づける働きを披露することも少なくなかった。


藤本の相棒には薗田。シュート成功率は表の中の選手では2位につけた。ゴール前で勝負強さを発揮するタイプのストライカーで、19ゴールは全てペナルティエリア内からのシュートだ。

 

控えの1人目は池元を選出した。シュートCBPが2位で、シュート成功率は表の中の選手で1位。薗田と同じくボックス内で仕事を遂行するプレーヤーだ。一瞬のアジリティーに優れ、次々とゴールを陥れた。

 

もう1人は辻だ。シュートCBPで3位につけ、劣勢を強いられることも少ないYS横浜に所属しながら、シュート数は藤本に次ぐ2位にランクイン。スルーパス受け数はリーグで2位につけ、得意とする裏への抜け出しからフィニッシュへとつなげていった。後半戦では6試合9得点と手がつけられない活躍を見せた時期もあった。

以上が各選手の選考理由となります。

 

なお、チャンスビルディングポイントなどの今シーズンサマリーデータはのページに。

ぜひご覧ください!

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